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高専ロボコン2009を振り返って 高専ロボコン実行委員会顧問  東京工業大学名誉教授 森 政弘
 「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」は、2009年11月22日、「ダ ンシングカップル」というテーマの下、東京は国技館で行われました。手動ロボットと自動ロボットの2台がカップルを組み、あたかもフィギュアスケートのように8課題のさまざまな演技をこなして会場を沸かせ、観客を魅了しつつ大好評の内に幕を閉じました。
 去年のロボコンも高い技術レベルが要求されたのでしたが、今年はそれに輪を掛けた高級なテーマで、出題が決まった当初は内心どうなることかと不安がぬぐえませんでした。 しかし全国大会の蓋を開けてみると不安どころか心底より面白く、高専生諸君の努力と技術力の頼もしさを改めて見直した次第でした。昨年は五分咲きだった花が今年はパッと満開になった感じとでも表現できましょう。
 今年はこれまでのような対抗戦でなく、課題をこなす毎に得点するという方式に変わったことも、面白さを倍加したと思っています。(ただし決勝トーナメントは対抗戦方式でした。)
 今回のテーマは「ダンシングカップル」、競技時間は3分間(準決勝・決勝は4分間)で課題は8つもあり、
課題① 「プレゼント」:2足歩行の手動ロボットが高さ1mのポールに置かれたプレゼントを取り、フィールドで待機する自動ロボットに渡す。
課題② 「ペアダンス」:プレゼントを保持した自動ロボットと手動ロボットとが協力して10秒以上何らかの形のダンスを行う。
そしてペアダンスを終了したロボットは、以下の③④⑤⑥⑦⑧の課題を自由に選んで挑戦できるのです。すなわち、
課題③ 「ポールターン」:2台のロボットがダンスを行いながらポールを一周する。
課題④ 「シンクロスピン」:2台のロボットが一緒に5回以上自転する。
課題⑤ 「リフト」:どちらかのロボットがもう一方のロボットを持ち上げて5歩以上歩く。
課題⑥ 「ローリングジャンプ」:ロボットがジャンプして空中で一回転する。
課題⑦ 「スターステージ」:2台のロボットが協力して高さ15cmのステージに登る。
課題⑧ 「スターカップル」:2台のロボットが協力してステージ上の高さ1.5mのポールにプレゼントを置く。

という、こなすことができれば面白く美事ではありますが、技術的には困難を極めた内容でした。
 高専ロボコンは昨年から「歩く」ことが条件とされ、それがすばらしく功を奏し、一昨年まで続いたマンネリの鈍重さが払拭され、次元を新たなものにすることに成功しました。
 今回のロボコンは見ていてもじつに面白く、観客の皆さんも満足され、また高専生の技術力に感心されたことは信じて疑いません。  
 「100の力を持つ者には130の課題を与えよ」は、隠れた力を引き出す教育の基本ですが、今回のテーマは200に相当するものでした。それがなんと全国大会では見事に達成されてしまったのでした。いつも感じてはいるのですが、「これは無理じゃないか?」 と思いつつも回を重ねる毎に次第に高度なテーマを出題してきましたが、今回は無理どころか不可能と思われるような課題でした。しかし高専生諸君はやってのけました!! 私 は感心、感激すると同時に、高専が持つ技術の、不気味とも思われる奥の深さに舌を巻いた次第です。しかしこの不気味さは、私の心中で一瞬のうちにベールを脱いで、頼もしさと将来への明るい希望に変身したのです。高専生諸君の技術力と努力に脱帽でした。彼らから大きな夢をもらうことができました。
 以下に清水優史先生から、ロボコン大賞・優勝・準優勝・アイデア賞・技術賞・デザイン賞・ベストカップル賞のロボットに対してのコメントが記されています。とくにロボコン大賞のロボットは、高専2年生の女子2人で制作されたもので、しかも安定した動きを見せてくれた点、また優勝ロボットは最後の瞬間にローリングジャンプに成功して100点満点を取って会場を沸かせた点が、強く印象に残っています。
 なお受賞できたロボットだけでなく、各賞に選ばれなかったロボットも素晴らしいものであったことを申し添えておきます。
 参加高専生諸君はいうに及ばず、視聴者の方々や関係者全員のおかげで、高専ロボコンは今年で22回の歴史を刻みました。それは今や第九の演奏・紅白歌合戦などと並んで、年末を彩る歳時記的番組にまでに熟したと思います。その心は、年末に高専ロボコンの放送があるというよりも、高専ロボコンの放映を見たから「ああ年末だなあ」という思いがするということです。それくらいに私ども関係者は高専ロボコンに対して熱い思いを抱いているのです。


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各賞受賞ロボット講評
高専ロボコン競技委員会競技専門委員 前橋工科大学特任教授 清水優史

●ロボコン大賞 広島商船高専 新!!シンデレラの巻
手動ロボットは体重移動無しの大足二足。お辞儀をするのが特徴で、その姿勢で自動を頭でリフトするし、ステージにも上がる。シンデレラ(自動)は長いフット部を4本平行に並べた4足。ストライド(歩幅)は小さいが高速回転するので、移動速度は速い。また4足の中央に設置した足をゴムで急伸展し、後進する前転でステージにも上がれるローリングジャンプをする。2年生部員2名で挑戦した意志の強さ、努力を成果に結びつけたことに感服。真のロボコン大賞。
広島商船
(上:自動ロボット、下:手動ロボット)
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●優勝 香川高専(詫間キャンパス) SKY
手動は体重移動無しの変形大足二足。前後進用スライド機構が一つであるのが特徴。スライド速度が早くストライド(歩幅)も大きいので高速で移動可能。スターステージ用に上下し回転し、さらに肘を持つ腕を有す。自動は長足平行四足で移動速度が速い。スターステージに上がるスロープを持ち、自動が手動をリフトする、および手動を回転させ打ち上げる2つのスターステージクリア方法を有する。
香川宅間
(左:手動ロボット、右:自動ロボット)
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●準優勝 呉高専 7πRADIAN
手動は重心移動式二足。方向回転の回転機構は持たず。後進時に方向転換するがそのメカニズムは不明。後進時足がスリップしている所に秘密ありか。自動亀ロボットは平行四足だが、一つの足に2つの接地部を有す。首を使って体の前を上げ、足をぐるぐる回すだけでステージに上がってしまう不思議なメカ。リフトはウサギに頭を差し込んで行う。
呉高専
(左:手動ロボット、右:自動ロボット)
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●アイデア賞 岐阜高専 Spica
手動は体重移動無し正統な大足二足。プレゼント取得の位置合わせは上部に付けた回転と伸展する腕で完璧。自動は完全人間型ロボット。方向転換用の機構は持たず、両足を真っ直ぐ伸ばした後、人と同じように膝を曲げる際の左右の体重移動に合せて股を内転・外転させて行う。さらにステージにも歩いて上がることができる。これらは沢山のアイデアにより実現されたのであろう。それらを公開してほしい。
岐阜高専
(左:自動ロボット、右:手動ロボット)
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●技術賞 豊田高専 叢雲
手動は重心移動人型二足。足の膝には駆動用のモーターを持たない。自動は変則六足、二足を3つ使用。移動速度は速い。方向転換は3つの足の回転で実現。構造部は殆ど木材でしかも板材は使用せず。軽量でありながらリフトもでき、分離してステージにも上がれる強さに木材を組みあげた技術、横歩きもできる人型2足を完成させた技術はピカ一。
豊田高専
(上:手動ロボット、下:自動ロボット)
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●デザイン賞 一関高専 若さま
手動、自動とも殆ど同じ作りの大足二足に見えるが、幾分体重移動もしていると思われる。その結果体が左右に大きく揺れる独特な歩きになっている。どちらも上体が連続回転できるよう設計されている。手動はこの回転と手の動きで位置決めを行う。自動はこの回転を高速にし、空気圧で飛び上がりいわゆる正統なローリングジャンプを行う。
一関高専
(左:自動ロボット、右:手動ロボット)
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●ベストカップル賞 舞鶴高専 鶴恋慕
手動、自動とも体重移動無し大足二足。多分全く同じに作られていると推測する。圧巻は2台のロボットの舞い。プレゼントを渡した後、まず扇が取り出され、それが開かれ、その後完全同期した日本舞踊が披露される。舞いは優雅で、体の上下運動、体の前への傾き、回転の反転、腕の動きなど十分研究されており、十分立派なカップルであった。
舞鶴
(左:手動ロボット、右:自動ロボット)

全国大会結果


主催  高等専門学校連合会、NHK、NHKエンタープライズ
後援  文部科学省、日本機械学会、日本ロボット学会、電気学会
特別協賛  本田技研工業株式会社
協賛  電気事業連合会
 マブチモーター株式会社
 株式会社 安川電機
 東京エレクトロン FE株式会社
協力  ロンシール工業株式会社
開催日程 開催日程>詳細はこちら  ◎地区大会(全国8地区)
 2009年10月4日(日)〜11月1日(日)

 ◎全国大会
 2009年11月22日(日)
会場    地区大会⇒全国8地区の各会場
 全国大会⇒東京 両国国技館

 

高専ロボコンとは

高専ロボコンは、全国から57校62キャンパスの高等専門学校が参加する全国規模の教育イベントで、1988年から毎年開催されています。各キャンパスから2チームがエントリーし、全国8地区(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国・四国・九州沖縄)で開催される地区大会に出場します。そこで選抜された25チームにより全国大会が開催されます。

 

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