第21回大会『ROBO-EVOLUTION 生命大進化』競技概要
21回目のロボコンは「歩行」に挑戦します!競技の間に、ロボットが多足歩行から2足歩行へと変身、題して「ROBO−EVOLUTION 生命大進化」。
競技は3つの課題で構成されます。最初は「多足歩行の障害物レース」。動物の4本足や昆虫の6本足など生物に見立てたロボットが、4.5mのフィールドを歩きます。待ち受ける障害物は、パイロンを一周する「大回転」と、幅50cm×高さ20cm の「山越え」。
続いては、20秒間の「変身パフォーマンス」。多足から2足へ、ロボットが華麗に変身する過程を、オリジナルのパフォーマンスで披露します。アイデアと遊び心で、会場を魅了してください。
そして最後が「2足歩行」。技術を凝らした歩行で3.5m先のゴールを目指します。競技時間は3分間。全長10mのコースで2チームが対戦し、タイムを競います。
出場するロボットは、各チーム1台。全国大会への出場の鍵を握るのはスピードだけではなく、生物や地域を表したロボットのデザインや、変身パフォーマンスなどロボットのオリジナリティです。「歩き」「踊り」「変身する」! ロボット工学の最先端に、みなさんのアイデアと技術、遊び心で挑戦してください。
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高専ロボコン2008アイデアシート
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I.大会形式
│
II.競技環境
│
III.ロボット
│
IV.競技の内容
│
V.安全対策
I-1
参加資格/チームの構成
①
参加資格があるのは高等専門学校の学生と教職員。地区大会には、各高専・各キャンパスから2チームが参加できる。
②
1チームは学生3名(チームメンバー)と指導教員1名の計4名で構成する。指導教員は競技に参加できない。メンバーのうち1名を操縦者、1名を電波管理者として登録する。
③
各チームは、ピットクルー(学生)と協力して、ロボットの準備を行うことができる。ピットクルーの人数は、各地区の競技委員長が定める。なお全国大会は5名までとする。
I-2
対戦方式
①
地区大会は、参加チームによる勝ち抜きトーナメント方式。組み合わせは抽選で決定する。対戦方式の詳細については、各地区の競技委員長が定める。
②
全国大会の対戦方式は、地区大会終了後に別途定める。
I-3
審査員・審判団
①
地区大会の審査員は3名。審査員は、同点時の勝敗判定、各賞の選定、全国大会出場チームの推薦を行う。
②
地区大会の審判団は、主審1名と副審2名で構成する。競技の判定はすべて審判団が行う。
③
競技委員(地区競技委員長、競技専門委員)は、審査員、審判団に助言を行う。
I-4
表彰・全国大会への出場
①
地区大会の表彰は、「優勝」、「準優勝」、「アイデア賞」、「技術賞」、「デザイン賞」とする。別途、「特別賞」、「奨励賞」を表彰する。また第21回大会では、優れた変身パフォーマンスを披露したチームに贈られる「生命大進化賞」を設ける。
②
地区大会の「優勝チーム」と「審査員推薦チーム」が全国大会に出場する。各地区の出場枠は、北海道−2チーム、東北−3チーム、関東甲信越−4チーム、東海北陸−4チーム、近畿−3チーム、中国−3チーム、四国−2チーム、九州沖縄−4チームの計25チーム。
③
全国大会の各賞については、別途定める。
I-5
アイデアシート
①
大会に参加するチームは、6月25日(水)までに、規定のアイデア募集申込書(アイデアシート)に、製作するロボットの詳細を記入して申し込むこと。
②
提出したアイデアシートからロボットを変更する場合は、速やかにロボットコンテスト実行委員会に報告すること。
③
実行委員会に報告のない変更を加えられたロボットは、出場資格を取り消されることがある。
I.大会形式
│
II.競技環境
│
III.ロボット
│
IV.競技の内容
│
V.安全対策
II-1
競技フィールド
■
「競技フィールド」は、「スタートゾーン」「多足歩行ゾーン」「変身ゾーン」「2足歩行ゾーン」「ゴールゾーン」と「操縦ゾーン」で構成される。各ゾーンは、[競技フィールド図]に示すように配置されている。
■
床材は、「ロンシール工業・シックハウス対策床材・ロンリウムプレーン・ノンシックリウムタイプ」を使用し、つなぎ目は表面をつや消しビニールテープ(50mm幅)で貼り合わせる。
①
スタートゾーン
大きさは、縦1500mm×横1500mm の正方形で、床材の上に、赤、青の「中川ケミカル・カッティングシート」を貼ったもの。多足歩行ゾーンに接している。
②
多足歩行ゾーン
大きさは、縦3600mm×横4000mm の「パイロンエリア」と縦3600mm×横500mm「ハードルエリア」 からなる、縦3600mm×横4500mm の長方形。
パイロンエリアの中心には高さ700mm×底面390mm 四方のパイロンが設置されている。
ハードルエリアの中央には、高さ200mm のバーが支柱の上に設置されている。ハードルエリア内 に、ロボットが接地することはできない。
パイロン、ハードルの詳細については別途定める。
③
変身ゾーン
大きさは、縦3600mm×横2000mm の長方形。
④
2足歩行ゾーン
大きさは、縦3600mm×横3500mm の長方形。
⑤
ゴールゾーン
大きさは、縦3600mm×横2000mm の長方形。幅80mm のゴールラインで2足歩行ゾーンと接している。ゴールラインはゴールゾーンに含まれる。
⑥
操縦ゾーン
「スタートゾーン」「多足歩行ゾーン」「変身ゾーン」「2足歩行ゾーン」の外側に「操縦ゾーン」を配置 する。原則として、競技中は「操縦ゾーン」以外に、チームメンバーは入ることができない。
⑦
赤、青のコースの区分
各ゾーンは赤、青のコースに区分される。ロボットは、競技中、相手のコースに上空を含めて侵入してはならない。
⑧
フェンス
「多足歩行ゾーン」「変身ゾーン」「2足歩行ゾーン」「ゴールゾーン」の外側には、〔競技フィールド 図〕のように縦100mm×幅150mm のフェンスを配置する。
II-2
テストランと計量計測
①
テストラン
大会前日に、1 チームずつ5 分の持ち時間で、テストランを行う。大会に出場するすべてのロボットは、テストランに出場し、ロボットのすべての機能を披露しなければならない。テストランに出場しないロボットは、大会に出場できない。
②
計量・計測
大会に出場する全てのロボットは、大会前日及び当日の計量計測を受けなくてはならない。計量計測を通過しない場合は、大会に出場できない。
I.大会形式
│
II.競技環境
│
III.ロボット
│
IV.競技の内容
│
V.安全対策
III-1
ロボットの種類
①
ロボットの数
競技に参加するロボットは各チーム1 台とする。手動ロボット、自動ロボットのどちらでも構わない。
②
手動ロボット
「手動ロボット」とは、無線・赤外線・可視光・音波を用いて操縦するロボット。各手法を組み合わせてもよい。操縦にあたっては混信しないよう工夫を行うこと。
③
手動ロボットの無線操縦について
無線操縦で使用する周波数帯域は、ラジコン用(地上・水上)の27MHz、40MHz 帯とする。
各チームは、ひとつの「周波数(バンド)」を使用することができ、試合毎に周波数を割り当てられる。また大会では電波管理委員会を設置し、電波管理を実施する。
④
自動ロボット
「自動ロボット」とは、自律的に動作する機能を有するロボットをいう。
III-2
ロボットの大きさとエネルギー制限
①
ロボットの大きさ制限
a)
競技中、ロボットの大きさは、1000mm×500mm×500mm の直方体のどの面からも、ロボットの一部がはみださなくてはならない。ロボットの上限サイズは定めないが、競技の安全性から制限することがある。
b)
ロボットは、変形・分離することが出来る。分離後も、歩行するロボットのサイズは、前項の大きさ制限を満たすこととする。
②
ロボットの重量制限
競技に使用するロボットの重量は40 s以下とする。重量にはロボット本体の他、電源、コントロールボックスが含まれる。交換用の部品、交換用の同型バッテリーは含まない。
③
電力量の制限
ロボットが利用できるバッテリーの総電力量は、30Wh 以内とする。総電力量とは、バッテリーの定格出力( 公称電圧V×公称/代表容量Ah ) の総和とする。
操縦コントローラー(送信側)のバッテリーは含まない。
④
電力以外の動力
高圧ガス(常用の温度においてゲージ圧力が1メガパスカル以上)や爆発物等、危険なエネルギー源を用いてはならない。
⑤
非常停止スイッチ
緊急時に審判が速やかにロボットを停止させることができる「非常停止スイッチ」を備えること。
⑥
ロボットの制作予算
大会に出場する全てのロボットの構成部品の合計金額は20万円(消費税込)を越えてはならない。ただし無線操縦に関係する装置・部品は除く。
III-3
ロボットの構造の定義と制限
①
ロボットの「胴体」と「足」
a)
ロボットは、「胴体」と「足」から構成される。「胴体」と「足」は接合し、接合部分は可動しなければ ならない。
b)
「足」は、電源を停止した状態及び競技時に、「胴体」の全重量を支えなくてはならない。
②
ロボットの「足」の制限
a)
ロボットの「足」に、タイヤやクローラーなどのメカニズムを用いてはならない。
b)
「足」の数については、<W- 1 歩行の定義>で、別途定める。
③
ロボットの形状
ロボットの形状は、生物や地域の特徴を表すものなど、生命の進化を表現できるよう各チームで工夫を行うこと。
■
ロボットは、全長10mのコース内で指定された課題を、クリアしながら歩行する。
■
競技時間は3分間。先にロボットの全身が、ゴールゾーンに入ったチームの勝利とする。
■
赤、青のコースに分かれた対戦形式のタイムレースとする。
IV-1
歩行の定義
①
歩行
ロボットが移動する時は、必ず「足」を使って「歩行」しなければならない。
「足」がフィールドに接地し続けた状態での移動は、「歩行」とは認められない。
②
多足歩行
a)
「多足歩行ゾーン」では、ロボットは、4 本以上の「足」を使って「歩行」しなくてはならない。
b)
ゾーン内で5歩以上歩くこと。
③
2足歩行
a)
「2足歩行ゾーン」では、ロボットは2 本の「足」を使って、「歩行」しなくてはならない。
b)
「2足歩行」とは、ロボットのそれぞれの「足」が、「フィールドに接地する状態」と、「フィールドから 離れる状態」を、交互に繰り返し、移動することをいう。
c)
ゾーン内で5歩以上歩くこと。
IV-2
セッティングと競技のスタート
①
セッティング
スタートゾーンにロボットを設置し、チームメンバー3 名とピットクルー(3 名以内)が、セッティングを行う。セッティング時間は1 分とし、主審が手持ちの時計で計測する。またセッティング時には、簡単な工具以外を用いてはいけない。
②
スタートゾーンへのロボットの設置
ロボットの接地面が、「スタートゾーン」内に収まっていること。多足歩行ゾーンには、上空も含めて進入してはならない。
③
競技のスタート
スタートの合図とともに、両チームは「スタートゾーン」を出て競技を開始する。セッティングが終了しない場合は、スタート合図後にセッティングを継続する。
④
フライングと再スタート
フライングが起きた場合は、両チームとも審判の指示で再びセッティングを行い、再スタートする。フライングは、反則行為とする。(参照<IV- 5 反則行為と失格>)
IV-3
競技の課題
①
多足歩行ゾーン
a)
パイロンエリア 「大回転」
ロボットは、パイロンエリアの中心に設置されたパイロン(高さ700mm×底面390mm 四方)を一周する。パイロンは、400mm四方のパイロンコーナーに置かれている。ロボットがパイロンをパイロンコーナーから押し出した場合は、反則行為とする。
b)
ハードルエリア 「山越え」
ハードルエリア内にロボットは接地することはできない。ロボットは、ハードルエリアの中央に置かれた高さ200mm のバー(トーエイライト TL-G-116: グラスファイバー製、径30mm、長さ3400mm、重さ1700g)を、越えなければならない。
ロボットはバーに触れても良いが、バーを落とした場合は反則行為とする。
②
変身ゾーン
a)
ロボットのすべての接地面が、変身ゾーン内に入った後、多足歩行から2足歩行へ、「変身パフォ ーマンス」を行う。変身時間は、20 秒間以上とし、審判が計測する。
b)
変身パフォーマンスは、ロボットの特徴や、地域の特色を取り入れたものとする。またパフォーマンス時に、ロボットやチームメンバーが音楽を再生するなど工夫を行うこともできる。
③
2足歩行ゾーン
a)
ロボットは、変身ゾーン内で2足歩行への変身が完了した後、変身ゾーンから2足歩行を開始す る。ゴールゾーンにロボットの全身が入った時点で、ゴールとする。
b)
準決勝以降は、2足歩行ゾーンに設置された2本のパイロンの間を、ロボットは通過しなければな らない。パイロンは、〔競技フィールド図〕に点線で示されているように、2足歩行ゾーンのスタート側から1000mm の位置と、2500mm の位置に設置する。
IV-4
競技の進行
①
ロボットの転倒と競技の再開
転倒によって「歩行」できなくなったロボットが、自力で起き上がった場合は、その地点から競技を再開できる。また転倒により、ロボットの位置が進んだ場合、審判が競技の再開位置を指示する。自力で起き上がれない場合、チームは、「リトライ」を宣言することで、競技を再開できる。
②
リトライ
チームは、ロボットの故障等が起きた場合、「リトライ」を宣言できる。審判がチームのリトライを認めた後、ロボットが競技を行っていた一つ前のゾーンに戻り、競技を再開する。一度、クリアした課題(「大回転」「山越え」「変身パフォーマンス」)を再び行う必要はない。リトライの回数に制限は無い。
③
場外
「操縦ゾーン」及び「競技フィールド」外に、ロボットが接地したとき、反則行為とする。「場外」に出たロボットは、審判の指示に従い、場外に出た地点から競技を再開する。
④
競技の中断
審判は、競技の進行に重大な支障がある場合、または安全上の問題がある場合は、競技を中断することができる。
IV-5
反則行為と失格
■
「反則行為」を起こしたロボットは、審判の指示に従い停止する。チームメンバーが反則が起きた直前の状態にロボットを戻し、審判が競技環境を復元した後、審判の合図で競技を再開する。
■
1試合で5 回の「反則行為」を起こした場合は「失格」とする。
■
「失格」したロボットは、その時点で競技を停止する。
①
反則行為
a)
フライング
b)
パイロンをパイロンコーナーから外に出した場合
c)
ハードルエリア内への接地/ハードルのバーを落とす行為
d)
場外への接地/相手チームのフィールドに上空を含め進入した場合
e)
チームメンバーによる操縦ゾーン以外の競技フィールドへの侵入
f)
競技フィールドの破損、汚染
g)
本ルールブックに定める規定に違反する行為
②
失格
a)
一試合で反則行為を5 回行った場合
b)
故意に相手のロボットや競技フィールドを破壊する行為
c)
本ルールブックの重大な違反
d)
故意に危険な行為をする、審判に従わないなど、アイデアマンシップに反する行動
IV-6
勝敗
①
勝利
a)
3 分以内に、先にゴールしたチームの勝利とする。一方のチームがゴールした時点で、競技は終了する。
b)
全国推薦チームの参考とするため、すべてのチームは、最初の試合で3 分間、競技を継続する。
②
判定
3 分以内に両チームがゴールできなかった場合は、クリアした課題が多いチームの勝利とする。 クリアした課題の数が同じ場合は、変身パフォーマンスの内容などを参考に審査員が判定を行う。
③
失格
<IV-5-2 失格>に該当したチームは、その時点で競技を停止、相手チームは競技を継続する。
両チームが失格した場合は審査員判定とする。
④
競技の早期終了
ロボットの破損等により、競技の継続や再試合が困難な場合は、審判は試合の終了を宣言できる。この場合、審判及び審査員の協議により勝敗を決定する。
⑤
判定への質問
競技の判定についての質問は、次の試合が始まるまでにチームリーダーが主審に行うこと。
決勝の場合は、勝利インタビューが始まる前までとする。
⑥
全国大会への推薦チームの選定方法
全国推薦は、競技のタイムだけではなく、ロボットのアイデア、形状、変身パフォーマンスを総合的に判断して行う。
I.大会形式
│
II.競技環境
│
III.ロボット
│
IV.競技の内容
│
V.安全対策
■
安全はすべてに優先します。大会期間だけでなく準備、製作段階を通して、安全に十分留意してく ださい。
V-1
大会を安全に行うために
①
本ルールブックに定めるロボットの安全対策を必ず行うこと。
ロボットの不具合や暴走等が起きた時は、速やかに審判に申告しロボットを停止させること。
②
安全な大会運用のため、提出されたアイデアシートで検討の上、ロボットの大きさを制限することがある。
③
飛行は禁止する。
V-2
その他
①
安全の確保や競技を円滑に進行するために、競技課題・規定は変更することがある。
②
競技フィールドは、会場環境の変化や材料等の原因のため、若干の誤差を含むものとする。
③
競技フィールドの大きさは、地区大会と全国大会で変更されることがある。
以上
I.大会形式
│
II.競技環境
│
III.ロボット
│
IV.競技の内容
│
V.安全対策
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