<はじめに>
今年の競技に取りいれた「無線操縦」については、各高専の指導教員、学生の皆様から、多くの質問、要望が寄せられました。技術の開発や製作に試行錯誤があると思いますが、ぜひ新たな挑戦として取り組んで頂けますようお願いいたします。
競技委員会では、競技の安全性や法令を遵守すること、公平な競技環境を確保することを目的に、無線操縦の細則を定めました。そのため、各高専から寄せられた要望にそえない点や、技術的な制限もあります。今大会で利用を制限した技術については、来年度以降の課題として検討していきたいと考えています。
またロボットコンテスト事務局では、無線操縦に関して、インターネット等で公開されている情報を提供しています。無線操縦に関する技術、無線操縦装置(プロポ)の購入など、事務局までお問い合わせください。
最後になりますが、今回の競技は、現行の赤外線操縦の利用を制限するものではありません。競技委員会としては、赤外線操縦を含め様々な操縦技術を、ロボットコンテストを通じて発展させていきたいと考えます。
以下、競技課題3-i-(3)「手動ロボットの無線操縦」に基づき細則を定めます。なお細則で定める無線操縦とは、競技課題で定める27MHz帯、40MHz帯の周波数を用いる操縦を示すこととします。
<無線操縦の細則>
【1】競技に使用できる周波数
1)使用できる周波数
競技課題で発表の通り、27MHz、40Mhzの周波数帯を利用することができます。ただし40Mhzの周波数帯で利用できる周波数は、一般に地上・水上用の競技に用いられるものとします。
<使用できる周波数の一覧>
| 27Mhz帯 バンド名 |
01 |
周波数(MHz) |
26.975 |
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02 |
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26.995 |
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03 |
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27.025 |
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04 |
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27.045 |
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05 |
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27.075 |
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06 |
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27.095 |
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07 |
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27.125 |
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08 |
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27.145 |
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09 |
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27.175 |
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10 |
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27.195 |
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11 |
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27.225 |
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12 |
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27.255 |
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| 40MHz帯 バンド名 |
61 |
周波数 (MHz) |
40.610 |
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63 |
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40.630 |
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65 |
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40.650 |
| |
67 |
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40.670 |
| |
69 |
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40.690 |
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71 |
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40.710 |
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73 |
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40.730 |
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75 |
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40.750 |
2)無線操縦装置
各チームは、前述した27MHz、40MHzのいずれかの周波数帯を利用できる無線操縦装置(プロポ)を用意することとします。
競技では、前述の周波数のなかから、各チームは1台のロボットにつき1バンド、すなわちチーム全体で、2バンドを使用することができます。使用するバンドは、各チームのプロポに応じて、競技委員長が指定します。
※また前述の周波数を使用する範囲であれば、航空用のプロポやトレーナーモードを使用することが可能です。
3)今大会では、(1)で定めた以外の周波数を用いることはできません。
※無線LAN(2.4GHz)、特定小電力無線(429MHz)等は、次大会以降での検討課題とします。
【2】競技中に使用できる無線操縦装置(プロポ)と変調方式
1)市販のプロポを利用する場合は、下記の各社を指定します。
双葉電子工業(フタバ) 三和電子機器(SANWA) 近藤科学
日本遠隔制御(JR) タミヤ
2)市販プロポの改造
市販のプロポを改造することは可能ですが、電波の送信部分(送信モジュール)の改造は禁止します。
3)プロポの自作
プロポを自作することは可能です。ただし、「電波法施行規則第6条第1項」に定める規定を遵守するように製作し、適合することを証明しなくていけません。
また自作したプロポが電波法に適合することを証明できない、又はその方法がわからない等の場合は、競技委員会に事前に相談してください。
*電波法については、財)日本ラジコン電波安全協会のホームページが参考になります。
http://www.rck.or.jp/contents/index.html
*
電波法の安全基準について
http://www.rck.or.jp/contents/rc_denpa/rc_denpa0109.html
4)変調方式
FM(周波数変調)方式とします。また信号の変換はPPM/PCMのいずれの方式も可能です。
5)競技委員会への事前報告
競技で利用するプロポの種類や、改造及び自作については、事前にその詳細を競技委員会に報告し、了承を得なくてはなりません。競技委員会に報告のないプロポの改造、自作を行った場合は、そのプロポを大会で使用することはできません。なお報告用紙については、別途、発送します。
【3】競技に使用するクリスタル
1)競技委員会が用意するクリスタル
競技委員会は、【2】−(1)で定める無線操縦装置(プロポ)で利用できるクリスタルを用意し、競技ごとに各チームに送受信器用のクリスタルをセットで付与します。
なお各チームは、プロポで使用できるクリスタルについて、事前に競技委員会に報告し、了承を得なくてはなりません。報告がない場合は、クリスタルを付与できないことがあります。
2)シンセサイザー方式
各チームは、シンセサイザー方式の送信装置及びシンセサイザーが組み込まれたプロポを用意し、競技に用いることができます。ただしその場合は、電波管理のために、大会中はプロポを競技委員会に提出しなくてなりません。競技委員会がプロポを管理し、当該チームの競技時に返却します。またチームが、自前のクリスタルを用意する場合も同様とします。
3)プロポを自作する場合は、フタバ又はサンワ製の市販のクリスタル(シンセサイザー方式を含む)が利用できるように製作することとします。またプロポは、指定された周波数に容易に変更できる機能を持たなくてはなりません。
【4】試合で割り当てられる周波数(バンド)
1)競技委員長は、チームの無線操縦装置(プロポ)に応じて、試合で利用する周波数(バンド)を各チームに割り当てます。また割り当てられる周波数は、試合ごとに異なります。
2)クリスタルの付与は、原則として当該チームが出場する試合の2試合前の競技が行われている時点、すなわちスタンバイゾーンに入る直前に行います。
またシンセサイザー方式を利用するチームには、競技委員会が預かったプロポを返却します。当該チームは、割り当てられた周波数に設定し、競技委員長の確認を受けなくてはなりません。
【5】チーム内の電波管理メンバーの設置
1)各チームは、チームメンバーの中に、電波管理メンバーを1名設置することとします。電波管理メンバーは操縦者以外とします。
2)
電波管理メンバーは、各チームの無線操縦の責任者とし、大会中に開催される電波管理会議に参加し、チームの無線操縦の管理、クリスタルやプロポの授受等を行います。
【6】大会の電波管理
1)大会では、競技委員会のなかに電波管理委員会を設置します。電波管理委員会の代表は競技委員長が兼務します。
2)電波管理委員会は、競技で利用する周波数の割り当て、無線操縦装置(プロポ)の管理、会場内での違法電波のチェック及び取り締まり、妨害電波対策など大会の電波管理を担当します。
3)電波管理委員会は、【5】に定める各チームの電波管理メンバーを通し、クリスタルの付与、プロポの返却を行います。また大会中に電波管理会議を開催し、テストラン及び競技中の電波管理について、各チームに連絡を行います。
【7】競技中の電波管理
1)競技中、電波管理委員会が専門機器を用いて電波の監視を行います。
妨害電波など公平な競技環境が確保できない場合は、電波管理委員会(競技委員長)が審判団と協議を行い、審判団が競技の継続、中断、再開を決定します。
2)競技中の電波管理について、各チームからの質問は競技課題<4・競技の内容-C-(7)>に従うこととします。
【8】会場での無線操縦の制限
1)会場内では、各チームは競技委員長の許可なく無線操縦を行うことはできません。
2)原則として、競技中ピットでは無線操縦を行うことはできません。ロボットの動作確認等は
無線操縦以外の方法を利用することとします。
3)スタンバイゾーンでの無線操縦の動作確認は、競技委員長の指示に従って実施します。原則として他チームが競技を行っている間は、動作確認を行うことができません。
【9】無線機器の禁止
1)
各チームは、無線操縦装置(プロポ)以外の電波機器を利用することはできません。
2)
強力な電磁波を発生させる部品や装置など、競技の無線操縦を妨げる機器は使用できません。
3)
競技委員長が指示する場所や時間を逸脱して無線操縦装置を利用することはできません。
4)上記の項目に違反したチームは失格とします |