◆東海北陸地区大会
2007年10月21日 富山工業高等専門学校第1体育館
東海北陸地区大会の参加校は10校、20チーム。強豪・常連校がひしめく激戦区だ。毎回、あっと驚くアイデアを披露する豊田高専や、常連の福井高専などが自慢のロボットを携えて登場した。その中で全国大会出場への切符を手にできるのは4チームだ。
<「疾(はや)きこと風のごとし」>
今大会は対戦方式のため、例年以上に足回りが重視される。大会テーマの「風林火山」を体現するかのごとく、まさに風のようにフィールドを駆け巡る韋駄天マシンが多数登場した。
金沢高専の「パンタゴン」は、全方向、自由自在に動き、福井高専の「鯖竜」は恐竜のようなデザインで突進する。両者が激突した一戦は手に汗握る名勝負となった。突撃する鯖竜に対し、小回りが聞くパンタゴンは背後をつこうとする。激しいぶつかり合いで鯖竜子機は転倒したが、アームの力を使って何度も起き上がる。その姿に会場は感動、おもわずがんばれ!の声が巻き起こった。3分間いっぱい使って、結果は「3−1」でパンダゴンの薄氷の勝利だったが、両チームに大きな拍手が送られた。
<ロボコン新時代を告げるか?新操縦法>
今大会は、ロボコン史上初めてラジコンによる無線操縦方式を導入。その結果、操縦の方法も実に多様化してきた。鈴鹿高専は、人間の動作がそのままロボットに伝わる「マスタースレーブ」と呼ばれる遠隔操作を採用。操縦者の真剣なまなざしに、会場は大いに沸いた。解説の鈴木達也さん(名古屋大学教授)は、「まさにガンダムのような操縦。彼は今アムロになりきっていますね!」と、ロボコン新時代の到来に興奮していた。
<開催校、悲願達成。13年ぶりの出場>
今回のホスト校、富山高専は、長らく全国大会に出場できていない。歴代の先輩の無念をぬぐうため、今回こそ出場しようと意気込みは高かった。頑丈で堅実な動きを見せるロボットで、見事ベスト4まで勝ち残り、13年ぶりの悲願の出場を果たした。
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