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高専ROBOCON2002
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2002
「プロジェクト BOX」
競技課題・規定
競技概要
●競技は赤・青の2チームで行う。両チームに与えられる課題は、遠隔操縦のロボットで、競技フィールドに置かれた赤・青それぞれ36個の箱を、スポットに積み上げること。

●箱は、競技ゾーンと高さ1mのスタートゾーンとをつなぐ「階段」になるように置かれ、スポットは3ヶ所にある。

勝敗は、獲得したスポットの数で決める。積み上げられた箱のうち、最も上にある箱の色のチームがそのスポットを獲得する。

●競技時間は3分間。終了時に獲得スポット数の多いチームの勝ち。 ただし、1ヶ所に箱が15段積み上げられたスポットを獲得すれば、その時点で獲得したチームの勝ちとする。(今年は高専ロボコン15周年)
(1)競技形式
@ 対戦方式
(1) 地区大会は勝ち抜きトーナメント方式。全国大会は別途定める。
(2) トーナメントの組み合わせは無作為抽選を原則とする。全国大会は別途定める。

Aチーム構成
(1) 1チームは、同じ高専の教官1名と学生3名の計4名で構成する。地区大会には、同じ高専から2チーム参加する。
(2) 競技に参加するのは学生3名(メンバー)とし、そのうち1名を操縦者とする。
(3) チーム構成員4名以外に、ピットクルー(学生または教官)がマシンの整備を行うことができる。全国大会でのピットクルーの人数は別途定める。

B 審査員・審判団
(1) 地区大会の審査員は3名。各賞の選定と、全国大会出場チームを決定する。全国大会の審査員については別途定める。
(2) 審判団は、主審1名と副審2名で構成する。競技の判定はすべて審判団が行うが、競技委員(地区競技委員長、競技専門委員他)が判定の協議に加わる場合もある。

C 各賞・全国大会への出場
(1) 地区大会の各賞は、優勝、準優勝、技術賞、アイデア賞、デザイン賞。以上の賞に入らなかった全チームに奨励賞を授与する。全国大会の各賞は別途定める。
(2) 全国大会への出場は、地区大会の優勝チームと審査員推薦チーム。各地区の出場枠は、北海道−2、東北−3、関東甲信越−4、東海北陸−4、近畿−3、中国−3、四国−2、九州−3。合計24チーム。
(2)競技環境
@ 競技フィールド
(1)競技フィールドは、赤・青それぞれの「スタートゾーン」「アッパーゾーン」と「競技ゾーン」「ボックスゾーン」からなる。「スタートゾーン」「アッパーゾーン」は「競技ゾーン」より1000mm高い位置にある。
(2)競技フィールドの平面図概観は添付図面のとおり。「競技ゾーン」の外周は高さ100mmの木製のフェンスで囲ってある。
(3)競技フィールドの床材は、ロンシール工業・ロンリウムシートプレーンを使用し、つなぎ目は表面をつや消しビニールテープ(50mm幅)で張り合わせる。
(4)「スタートゾーン」には、床材の上に中川ケミカル・カッティングシートを貼る。「ボックスゾーン」の縁には同じカッティングシート(50mm幅)を貼る。
(5)「競技ゾーン」には3ヶ所のスポットがある。高さ500mm、直径600mmの円柱で木製。床面に両面テープで固定されている。位置と仕様は添付図面のとおり。
(6) 競技フィールドは、各会場の床面の形状により、必ずしも平らにならないので注意すること。
(7) 競技フィールド上の照明の明るさは、各会場により異なる。大会前日のテストラン時に、大会本番と同じ照明にするので、そこでチェックすること。

A 箱
(1)日本通運のペリカンボックス(中)と同じサイズ280mm×310mm×410mmの段ボール箱に、赤色・青色の印刷をして使用する。箱の組み立てにはガムテープを使用する。ガムテープの貼り方は別途定める。
(2)箱は、競技フィールドの「ボックスゾーン」(カッティングシート部分も含む)に赤・青それぞれ36個ずつ、階段状に置かれている。置き方の詳細は添付図面のとおり。積まれているだけで、固定はされていない。
(3)相手の「ボックスゾーン」にある相手の箱には、接触することができない。相手の箱が一部でも相手の「ボックスゾーン」から出れば、接触できる。
 
(3)競技内容
@ 競技時
(1) 競技時間は3分間、スタート前のセッティングタイムは1分間とする。
(2) セッティングタイムは主審が手持ちのストップウォッチで計時する。競技時間は、操縦者にわかるよう会場内に時計で表示する。

A セッティングとスタート
(1) セッティングはメンバー3名で行うことができる。
(2) セッティングタイムの間にセッティングが終わらない場合、競技時間に入ってセッティングを続けることができる。セッティング終了次第スタートできる。
(3) スタートは時計のスタート音または審判の合図音により行う。競技終了時も同じ。
(4) フライングの場合は、スタートをやり直す。
(5) スタート後、マシンは進入が禁止されている部分(相手の「スタートゾーン」「アッパーゾーン」)を除く競技フィールド内を動くことができる。
(6) 競技中は、操縦者1名のみが競技フィールド内に入ることができる。ただし、セッティングを続ける場合と次項のリトライの場合に限り、他のメンバーも競技フィールド内で作業することができる。

B リトライ
(1)スタート後、マシンが不調な場合、競技時間内にもう一度セッティングをやり直すことができる。この行為を「リトライ」と呼ぶ。
(2)リトライは、操縦者がそのチーム側の副審に「リトライ」と申告することで認められる。副審は旗でそのチームのスタートゾーンを指し「リトライ」とコールする。
(3)リトライを告げたチームは、メンバー3名でマシンをスタートゾーンに入れセッティングを行う。この間、競技時間は経過する。相手チームは競技を継続しているので、その邪魔にならないよう副審の指示に従うこと。
(4)マシンに取り込んだ箱がある場合はそのまま使用できる。使用しなくてもよいが、その場合は箱をマシンから取り除き、競技フィールドの外に出すこと。
(5)セッティングが終わり次第、すみやかにスタートし、操縦者以外のメンバーは競技フィールドの外に退出する。
(6)リトライの申告ができるのは、1試合につき各チーム1回とする。

C 得点と勝敗
(1)スポットに積み上げられた箱のうち、最も上にある箱の色のチームがそのスポットを獲得する。競技終了時の獲得スポット数から、違反による減点を差し引いて得点とし、得点の多い方の勝ちとする。
(2)「スポットを獲得できる箱」は以下の3つの条件をすべて満たす状態のものとする。
 (a)「箱」が、スポットの上面(ふち縁は含まない)に接している、または、スポットに積まれた箱の上面(ふち縁を含む)に接している。
 (b)「箱」及び「箱」と同じスポットに積まれている箱が、自分のマシンに接していない。
 (c)「箱」が、スポットに積まれていない箱から独立している。独立しているとは、スポットに積まれていない箱がなくても、「箱」が(a)の条件を満たすことをいう。
(3)箱(赤・青を問わない)が15段以上積み上げられた1ヶ所のスポットを獲得した時は「トルネード」、審判が積み上げられた箱の静止を確認した時点でそのチームの勝ちとする。

D 同点の場合
(1)両チームの得点が同じ場合は、各スポットに積まれた箱のうち、最も上にある箱の色のチームを勝ちとする。
(2)それでも勝負がつかない場合は、審査員3名がマシンのアイデアを総合的に評価し、赤青札を上げて多数決で勝敗を決定する。
(3)決勝戦で(2)の場合は再試合を行う。再試合は、スタートゾーンにマシンを移動し、改めてセッティングから競技の手順を追って行う。勝負がつくまで再試合を繰り返して行うが、主審の判断で審査員の判定に委ねる場合もある。
(4)制約
@ マシンの制約
(1)マシンの操縦は、赤外線・可視光・音波による遠隔操縦とする。自動制御も可。遠隔操縦の場合、相手チームと混信しないよう技術的に工夫をすること。
(2)競技に参加できるマシンは各チーム1台。分離も認めない。単にひもなどでつながっているなど実質的に分離しているものも認めない。分離物の使用も認めない。
(3)重量は25kg以下。重量にはマシン本体の他、電源、コントロールボックスが含まれる。計量はコンテスト前日と当日の2回行う。
(4)スタート時には、マシンの競技フィールドへの正射影が1200mm×1200mmに収まり、高さは1500mm以内でなければならない。以上の条件を満たしていれば、スタートゾーンのどの位置からスタートしてもよい。スタート後の変形は自由。
(5)電源は各自で用意する。数や電圧の制限はない。安全でないものは使用できない。
(6)スタート前に、マシンの移動のためのエネルギーを、バネや圧縮ガスで蓄えてはならない。重力を利用した位置エネルギーの使用は当然認める。
(7) マシンの構造や材料は人体に対して危険なものであってはならない。また高圧ガス及び爆発物の使用は禁止する。
(8) マシンの操縦などに関しては安全対策を充分に行うこと。
(9) 完成マシンの構成部品の合計金額は10万円を越えてはならない。

A 競技中の禁止行為
(1) 競技中の下記の行為は、禁止行為とする。
 (a)相手の「スタートゾーン」「アッパーゾーン」に進入する行為。上空も不可。
 (b)相手の「ボックスゾーン」にある相手の箱に接触する行為。相手の箱が相手の「ボックスゾーン」から一部でも出ていれば接触してもかまわない。
 (c)スポットを獲得できる条件を満たした相手の箱を、競技フィールド面に接地させる行為。この場合、そのスポットは相手の獲得スポットとなる。
 (d)操縦者がマシン、箱に故意に触れる行為。
 (e)箱を傷つける、変形させる、破損する、箱に接着剤や粘着テープをつける行為。
 (f)相手のマシンや箱を故意に競技フィールドの外へ出す行為。
 (g)マシンが競技フィールドの外に接地する行為。
 (h)相手のマシンを故意に遠隔操作する行為。
(2)禁止行為によってスポットに積まれた箱は無効、審判が競技フィールドの外に出す。
(3) 禁止行為によって生じた事態が競技進行上問題となる場合は、主審の判断によって競技の中断、障害物の除去など必要な処置をする。

B 減点
(1) 前項の「競技中の禁止行為」に違反した場合、1回につき1点減点となる。ただし0点からの減点はしない。
(2) 減点はそのチーム側の副審が判断する。減点する時は、違反旗を上げて明示する。

C 失格
(1) 下記の場合、失格とすることがある。
 (a)「競技中の禁止行為」に3回違反した場合。
 (b)「マシンの制約」に違反した場合。
 (c)故意に、相手マシンや競技フィールド、スポット、箱を変形、破損した場合。
 (d)相手マシンの破損を目的とした行為など、アイデアマンシップに反する行為をした場合。
 (e) 審判団の注意や指示に従わない場合。
(2)失格の判断は主審を中心に審判団が行う。競技中に失格の時は、そのチーム側の副審が、違反旗を大きく振って明示する。また競技前や競技終了後に、審判団で協議のうえ失格とする場合もある。
(3) 一方のチームが失格となっても、支障のない限り競技は終了まで進行し、アイデアを披露できるようにする。

D その他の制約
(1) 商品などで使用されている既製キャラクターは、デコレーションとして使用することはできない。
(2) 全国大会では、会場からの要請により、風船などの制御できない浮遊物体をマシンから離して飛ばすことはできない。
(3) 競技の判定についての質問は、次の試合が始まるまでに、メンバー1名が主審に行うこと。決勝の場合は、勝利インタビューが始まる前まで。
(4) 全国大会の競技規則は、地区大会終了後、変更される場合がある。
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