'ナイホイ・タミン'はタイ東北地方の言葉で'無敵のカウボーイ'を意味する。首都バンコクから遠く離れた私たちにとって、ABUロボコンへの道のりは文字通り長いものだった。
今年の1月、2日間かけて1400キロ離れたABUロボコン高専部門の地方予選大会会場、クラビに辿り着いた。その地方予選で快勝し、6月には2次予選に駒を進めることができたのだが、クラビに比べれば、会場となったバンコクまでの700キロはそれほど遠く感じられなかった。とはいえ、学生たちは、ロボットを積んだトラックの荷台に一緒に乗り込み、大切なロボットがでこぼこ道の衝撃で壊れないようしっかりと支えていた。
2次予選でも勝利の女神は私たちに微笑んだ。その翌週には大学と高専それぞれの部門で決勝大会があり、大熱戦の結果、'無敵のカウボーイ'たちは憧れだった国際大会への出場権を手にしたのだった。
このロボコンプロジェクトを通して、参加した学生全員に目覚しい変化が現れた。トライ&エラーを繰り返し、ロボットを作り上げる過程でさまざまな知識が知らずのうちに身についていった。また、仲間どうし力をあわせて問題に取り組めば、必ずなんらかの打開策を見出せることも知ったようだ。
これからロボコンに参加する学生諸君に言いたい。ロボコンは忍耐力が試される場所だ。
試合の勝ち負けは問題ではなく、どれだけチームの結束を高め、柔軟な発想・創造力を働かせて独創的なロボットをつくりあげられるかどうかを競う、アイデア対決の場なのだ。
今後のロボコンの更なる発展に期待している。