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ABUロボコンニュース no.83
【2006.3.23】

ABUロボコン2006代表選考会 タイで開催!
タイ・モダナインテレビ プロデューサー:ワラポール・プッジョーイ 【記事・写真】タイ・モダナインテレビ プロデューサー
ワラポール・プッジョーイ

タイでは、一年を通じて様々なロボットコンテストが開催されているが、その中でも特に人気を集めているのがABUロボコン代表選考会だ。2003年ABUロボコン・バンコク大会で、タイの代表2チームがワンツーフィニッシュを飾ってから、急速に知名度が高まり、出場希望者も倍増した。
タイでは、まず、大学部門と専門学校・技術大学部門に分けて予選大会が行われ、それぞれの部門で上位16チームに入った計32チームが6月の本大会に進む。予選大会で繰り返しマシンを改良し、戦略を練り直した精鋭32チームが、たったひとつのABUロボコン出場枠を目指して、本大会でし烈な戦いを繰り広げる。今年会場となるマレーシアは、タイにとっては隣国だが、そこまでの道のりは長く厳しい。

2月22日から26日にかけて、ムアントンタニにある「チャレンジャー3」展示ホールで、専門学校・技術大学部門の予選大会が開催された。優勝したのは、2004年にタイ代表チームとしてABUロボコン・ソウル大会に出場した経験のあるサムット・ソンクラーン技術大学。一方で、新顔ながらも素晴らしい動きで観客を魅了したチームもあった。

運営事務局によると、今回の大会に出場登録したのは116チーム。 第一回戦は、2月22日に始まった。競技課題は難しいと思っていたのだが、試合が始まってみると、学生たちは比較的余裕をもってSIAPを達成し、中にはそれをたったの1分20秒でやってのけるチームもいて、私の予想はいい意味で裏切られる結果となった。オブジェクトのビルダーブロックが大きいため、得点のカウントがしやすく、また、試合の展開もそれほど速くないので、運営しやすいルールといえよう。

代表選考会の様子
当初、32チームの出場枠中、テストランをパスできたのはたったの20チームだった。そこで、審査員団は、試合に臨みながら改良するように、と機能的なマシンをつくってきた12チームに出場のチャンスを与えた。チャイナート技術大学の「マ・カムタオ1」もそんなチームのひとつだった。

決勝戦は、戦略のまったく異なる2つのチームの戦いとなった。片や、すべての試合をSIAPで制したサムット・ソンクラーン技術大学の「ホイロッド2006」。対するチャイナート技術大学の「マ・カムタオ1」は、常に高得点をマークして決勝まで勝ち進んだ。チャイナート技術大学の、様々な状況に柔軟に対応できるマシンの適応力は、審査員団に高く評価された。敢えてSIAPを狙わず、高得点を獲得して試合に勝つという戦略がこのチームの特徴でもある。

熱戦の末、決勝戦はサムット・ソンクラーン技術大学が制し、チャイナート大学が2位、プロナコーンスリアユタヤ技術大学が3位、ウタラディット技術大学が4位という結果となった。
手動マシンを慎重に操るオペレーターを見守る観客1 手動マシンを慎重に操るオペレーターを見守る観客2
手動マシンを慎重に操るオペレーターを見守る観客
インタビューの中で、サムット・ソンクラーン技術大学とチャイナート技術大学はそれぞれ、6月17、18日にムアントンタニのインパクトアリーナで開催されるABUロボコンタイ代表選考会2006に向けて、マシンの改良を続けるつもりだと言った。また、ABUロボコン出場経験のあるサムット・ソンクラーン技術大学のメンバーは、「まず自分に勝つこと、それが勝利への道だ」と語った。

今回の大会で上位16に入った全チームに、次の代表選考会で優勝し、タイ代表チームとしてABUロボコンに臨むチャンスがある。しかしながら、5月の大学部門の予選大会を勝ち上がってくる強豪16チームの存在を忘れてはならない。6月のABUロボコンタイ代表選考会2006には、たったひとつのABUロボコン出場枠をかけて32チームがしのぎを削る。出場者だけでなく、タイの大勢の人たちが、才能あふれる若いエンジニアたちの熱い戦いを心待ちにしている。
私にぴったりみたい
私にぴったりみたい
手動マシンを慎重に操るオペレーターを見守る観客3
手動マシンを慎重に操るオペレーターを見守る観客



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